2024年に日本で承認された妊婦用RSウイルスワクチン「アブリスボ」は、生まれてくる赤ちゃんをRSウイルスから守るための新しいワクチンです。
任意接種で費用はかかりますが、効果や安全性に注目が集まっています。
RSウイルスとは
RSウイルス(RSV)は乳児や高齢者に感染し、特に生後数か月の赤ちゃんが重症化しやすい呼吸器ウイルスです。秋~冬に流行し、乳児の入院原因のトップです。
RSワクチンを妊娠中に接種するメリット
- 生後すぐの赤ちゃんを守れる:胎盤を通じて抗体を赤ちゃんに届けられます。
- 入院リスクの軽減:RSVによる重症化や入院リスクを大幅に下げます。
- 精神的な安心:出産前後の不安を軽減できます。
デメリット・注意点
- 費用が自己負担:1回約3〜4万円の自由診療。
- 副反応のリスク:注射部位の痛み、発熱、倦怠感など。
- 接種時期に制限あり:妊娠24〜36週の間に限られます。
接種するタイミングは?
妊娠24〜36週の間が推奨されており、特に30〜32週ごろが理想的です。胎盤を通じて十分な抗体を赤ちゃんに届けるためです。産院によって接種期間が異なるため確認が必要です。
費用の目安
ワクチン名は「アブリスボ」で、費用は医療機関によって異なりますが保険適応外のため約3万〜4万円が相場です(全額自己負担)。
接種できる場所
- 産婦人科(かかりつけ医)
- 総合病院・大学病院
- ワクチン取り扱いのあるクリニック
扱っていない場合もあるため、早めに問い合わせが必要です。
私が接種した理由
私は妊娠30週のときに接種しました。私はかかりつけの産院で接種が可能で3万5千円でした。
私自身が受けようと思った理由をご紹介します。前述したように2024年頃から承認されたため第一子のときは打っていません。しかし、
・保育園に通っている上の子から簡単に風邪をもらいやすい
・出産が10月下旬であり秋から冬にかけて風邪が流行りやすい
・費用面は決して安くはないが安全性と入院など重症化したときに生活スタイルが変わること
・赤ちゃんの苦しんでいる姿を見たくない
上記理由により接種を決めました。RSワクチンに限らずインフルエンザワクチンなど妊娠中は私達母体を通じて免疫を得ることができます。そのため、赤ちゃんの痛みを代われるうちに代わって上げて守れるならと思い受けました。
まとめ|RSワクチンは赤ちゃんを守る新たな選択肢
対象 | 妊娠24〜36週の妊婦 |
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ワクチン名 | アブリスボ(Abrysvo) |
効果 | 赤ちゃんのRS重症化を予防 |
費用 | 約3〜4万円(全額自己負担) |
接種場所 | 産婦人科・クリニックなど |
よくある質問(FAQ)
Q. 妊娠中に接種して安全?
A. 国内外での臨床試験で妊婦への安全性は確認されていますが、不安な場合は主治医と相談を。
Q. 家族も接種すべき?
A. 家族の接種は一般的には必要ありませんが、風邪症状があるときは赤ちゃんに近づかない配慮を。

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